座禅普及

主旨は慈悲。行は座禅。

【参考資料】不立文字のプラクティカルな根拠

1 P.F.ドラッカー(上村惇夫訳)『【エッセンシャル版】マネジメント 基礎と原則』

「われわれは期待しているものだけを知覚する。期待しているものを見、期待しているものを聞く、コミュニケーションに関する文献の多くは、期待していないものは反発を受け、その反発がコミュニケーションの障害になるとしている。だが反発は、さして重要ではない。重要なのは、期待していないものは受つけられることさえないということである。見えもしなければ、聞こえもしない。無視される。あるいはまちがって見られ、まちがって聞かれる。期待していたものと同じと思われる。」(159頁)

「コミュニケーションは受け手に何かを要求する。(略)

 コミュニケーションが力を発揮したときには受け手の心を転向させることができる。受け手の信念、価値観、性格、欲求までも変える。だがそのようなケースは、人の存在に関わる問題であり、しかるがゆえにまれである。人の心は、そのような変化に対し激しく抵抗する。」(160頁)


2 東山絋久『プロカウンセラーの聞く技術』

「自分が話すと、ついつい長い間話をしがちになるものです。

 ですから、ついうっかり長話をするのをいましめるためにも、あまり自分のことを話さないようにしているのです。両者に起こる、この時間を感じとる感覚の差が、聞き手の側に立つとうんざりする原因になっているのです。

 自分の考えは自分にしか適用できないことが多いものです。(略)実際は話し手が考えているほどの効果はないのです。なぜなら、経験・学習というのは、実地体験しないとわからないことのほうが大きく、自分の体験は、そのときのタイミングや状況に合って、うまくいったことなのです。同じような機会はまずありません。もし、あなたの体験が一般的な知恵を含んでいるのなら、その箇所だけは役に立ちますが、多くの聞き手にとってそうしたことは他からも聞いていたりするものです。

 人にする話は、たとえそれが失敗談だとしても、どこかにうまくいった、という雰囲気があるものです。(略)自慢話を聞いてあげることは人間関係をよくしますが、自慢話をすることは人間関係を悪くします。」(54~55頁)


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